かげやまクリニック
[整形外科・リハビリテーション科・形成外科・美容外科] 〒243-0432 神奈川県海老名市中央3-3-1駅前クリニック・モールビル3F
整形外科疾患におけるプライマリーケア(初期診療)という観点から診療しています。
さて、コラムでは、整形外科に関する症状についての簡単な説明をしていきたいと思います。
症状がある場合には、ご来院いただき、お気軽にご相談ください。
Part2 (第13回~第27回)はこちら
かげやまクリニック
院長 影山広美
Hiromi Kageyama
目 次
第1回
腰痛
第2回
腰痛 予防とリハビリテーション
第3回
膝痛(変形性膝関節症) 予防とリハビリテーション
第4回
膝痛(変形性膝関節症) リハビリテーション
第5回
骨粗しょう症
第6回
肩の痛みと『こり』
第7回
足の痛み
第8回
小・中・高校生のスポーツとケガ
第9回
手指の痛みについて
第10回
「しびれ」について
第11回
「整形外科疾患と漢方薬」について
第12回
「ペインクリニック」について
第12回 「ペインクリニック」について
今回は痛みに対する治療法のひとつ「ペインクリニック」についてお話しします。
肩・腰・膝などの痛みに対しては、通常は非ステロイド性抗炎症薬(鎮痛剤)や座薬を用いています。それだけでも十分に痛みは抑えられますが、症状によっては痛み止めの注射をすることがあります。しつこい痛み、または急性期の増悪傾向にある痛みに対して適応されます。頚部から背中への痛み(変形性頚椎症など)、肩の痛み(肩関節周囲炎)、手指の痛み(変形性手指関節症)、腰痛(腰椎椎間板ヘルニアなど)、膝の痛み(変形性膝関節症)などの場合に、炎症のある部位やその周辺の神経の領域に局所注射します。 即効性の鎮痛効果ばかりでなく、疼痛に対する過敏性の減少効果も得られます。もちろん、病気や怪我をされた場合には無理をしないこと(静養)が一番勧められます。それでも、大事な仕事がある、試合にどうしても出たい、旅行に行きたいなどの患者さんには、お薬の処方だけでなく、痛み止めの注射をして対応することもあります。 治療はすべて日常生活行動範囲の改善(Quality of Life)のためにあります。
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第11回 「整形外科疾患と漢方薬」について
今回は「整形外科疾患と漢方薬」についてお話しします。
整形外科領域では、腰・膝など運動器の痛みが圧倒的に多く、その痛みに対しては非ステロイド性抗炎症薬を用いています。しかし、患者さんの中には胃腸症状を心配して内服を希望されないことがあります。 漢方薬はその観点から考慮されるべき治療方法のひとつで、胃腸虚弱や冷え性のある方、高齢者に適応があるといわれています。その処方には患者さん個々の全体像や体質を漢方医学独特の表現で診ていく必要があります。陰陽・虚実・気血水などでの診方です。「葛根湯」は風邪の初期に処方される代表的な漢方薬ですが、肩こりにも効果があります。「八味地黄丸」は腰痛時に、また「防己黄耆湯」は変形性膝関節症で関節液貯留を伴う場合に処方されています。関節リウマチの場合は、関節炎を軽減する薬と疲労感などの全身症状を緩和させる薬が併用処方されています。漢方薬が必ずしも万能というわけではありません。西洋医学(一般的に外来で行われている治療)と漢方医学の併用が患者さんのお役に立つことを願います。
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第10回 「しびれ」について
今回は「しびれ」についてお話しします。
前回「手指の痛み」についてお話ししましたが、外来では手指の痛みと共にしびれを訴える患者さんも少なくありません。 しびれは神経に関わる症状で、㈰神経自体の腫れ、㈪神経周囲の組織の腫れによる圧迫、非常に稀ですが㈫神経腫瘍などによって生じます。 また、知覚鈍磨とか知覚過敏などの表現もあり、しびれの部位でどの神経によるかが推測できます。 そして様々な疾患があり、上肢では頚椎椎板ヘルニア・肘部管症候群(肘)・毛根管症候群(手首)など、腰部では腰椎椎間板ヘルニア・変形性腰椎症・腰部脊柱管狭窄症などがあります。水泳などの運動によって誘発される場合もあります。治療は㈰ビタミン剤の内服・注射、㈪理学療法、㈫手術などがあります。 患者さんは、痛む場合は早期に外来受診をされますが、しびれに対しては少し遅れがちのようです。生活の質の向上のためにも早期受診をお勧めします。
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第9回 手指の痛みについて
今回は「手指の痛み」についてお話しします。
外来では手指の痛みと変形を訴え、「関節リウマチ」を心配して来院される女性患者さんが少なくありません。外見では手指DIP関節(第一関節)の限局した結節状の変化が見られ、レントゲン検査では関節の隙間の狭小化や棘のような骨形成が認められることがあります。 こうした手指の変形は「ヘバーデン結節」と呼ばれています。手指にはものを㈰摘む、㈪握る、そして㈫すくうという働きが主にあります。手指は疲れを知らず、工学の傑作ともいわれています。そして、一生の間に少なくとも2500万回は曲げ伸ばしすると推定されています。
人類学的に、女性は手指の仕事の正確さでは男性よりも優れていました。理由は女性の手指が軽くて細いからだけではなく、手指の関節がしなやかによく曲がるからでもあります。 「関節リウマチ」との違いは手指の変形や症状の違いもありますが、血液検査でも鑑別できます。 外には、母指の痛みに「変形性CM関節症」という疾患もあります。 男性はよく働く女性に感謝しなければなりませんね。
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第8回 小・中・高校生のスポーツとケガ
今回は「学生のスポーツとケガ」についてお話しします。
日本では東京オリンピック以来スポーツ一般への関心が高まり、少年・少女の中には選手の活躍を間近に見て将来オリンピック出場を夢見る選手も多いかと思われます。 外来では、週末近くになるとスポーツをされる若い方々の受診が多く見られます。練習や大会を前に、筋肉痛や捻挫などのケガをしての参加是非の相談が受診理由のひとつにあります。上達のため常日頃からの反復練習の繰り返しが、関節や筋肉の急性・慢性の障害を引き起こしています。 一般的に、発育期には骨が急速に成長しますが、ジン帯や筋肉はこの成長についていけず、その付着部位に腫れや痛みを生じやすいといわれます。ケガには予防とケアが大切です。練習・試合前はこれから使う筋肉・ジン帯の㈰ウォーミングアップストレッチ、練習・試合で使った筋肉・ジン帯の㈪クールダウンストレッチ、可能なら㈫アイシング、そして㈬湿布等によるケアが基本です。外来では予約制でその指導もしています。そして万が一ケガをしてしまった場合には次の機会を持して休むことも大切です。ケガを予防してスポーツを楽しみましょう。
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第7回 足の痛み
今回は「足の痛み」についてお話しします。 足の痛みには捻挫・骨折などの外傷(ケガ)、歩きすぎ、痛風などさまざまな原因があります。小・中・高校生は、スポーツ中の受傷(ケガ)が多く、中高年の方々は旅行後など少し歩きすぎた場合に痛みを訴えることがあります。レントゲン検査で踵骨(しょうこつ︱足根骨の中で最も大きい、不正四角形の骨)に棘のような変形(骨棘)がみられることもあり、アキレス腱周囲炎・足底筋膜炎・足関節の変形や滑液包炎という診断の下治療をしています。 足は 個の骨と114の靭帯(じんたい)、 の筋肉で構成され、平均寿命中、適度な活動でも足は1000万回以上も地面に当たると推定されています。そして足は歩く時の緩衝器として働いています。レオナルド・ダ・ヴィンチは、ヒトの足を「工学の傑作であって芸術品」とよびました。もう少し足をいたわる必要がありそうです。歩く前や走る前にはアキレス腱や足底筋膜(足裏の靭帯)をストレッチして足の痛みの予防をしましょう。青竹踏みのようなストレッチが効果的です。
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第6回 肩の痛みと『こり』
今回は肩の痛みとこりについてお話しします。
外来には野球などスポーツによる少年・少女の肩の痛み、中高年の方々の肩の痛み・こり等広い範囲で来院されています。肩の疾患として捉えた場合様々な原因があり、その治療も多岐にわたります。 少年・少女の肩の痛みは投げ過ぎなどいわゆる『使いすぎ』から生じた筋肉や靭帯の炎症や断裂、または骨折に似た状態で、基本的には休ませることが治療になります。
一般成人の場合、レントゲン検査で肩の部分に石灰沈着が認められれば石灰沈着性肩板炎と容易に診断されます。それ以外では肩周囲の筋肉の使い過ぎ(同一姿勢での長時間の仕事)、筋肉の異常収縮(インピンジメント症候群)、頚椎の問題、高血圧など内科的疾患など様々な原因があり、治療は、①消炎鎮痛剤等の内服、②湿布薬、③注射、④理学療法、⑤運動療法等が基本です。
当院ではスタッフが肩こり体操を指導しています。仕事の合間や風呂上りにストレッチを励行して血行改善を図り、痛みにくい肩を作りましょう。
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第5回 骨粗しょう症
今回は骨粗しょう症についてお話しします。
最近腰背部痛を訴えて受診される中高年の患者さん(特に閉経後の女性)が多いように思われます。
人口の急速な高齢化に伴い、骨粗しょう症の患者さんが年々増加しつつあり、現時点では1100万人と推測されています。
骨粗しょう症とは、「骨の強度の低下を特徴とし、骨折の危険性が増大した骨疾患」または、骨の吸収(骨破壊)が骨の形成(造骨)より強くなった状態です。
背中や腰の痛み、背骨の曲がり、身長の低下、最近骨折した方は骨粗しょう症の心配があります。
当院では骨折の危険性を伴うこの疾患に対し、まずレントゲン検査と骨密度測定で骨の状態を診断しています。
治療を希望される患者さんには、①注射(痛みを軽減する効果)、?内服薬の処方(骨が壊れるのを抑える薬と骨が造られるのを助ける薬)、②リハビリ(痛みを軽減し、筋力の維持・増強を図り骨を強くする)等をしています。
骨折の予防という観点から、骨粗しょう症を克服し、QOL(生活の質の向上)を高めましょう。
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第4回 膝痛(変形性膝関節症) リハビリテーション
今回は膝痛のリハビリテーションについてお話しします。
鎮痛剤や湿布薬は、対症療法として必要ですが、無理のない運動療法の効果が注目されています。
筋力増強訓練、ストレッチ体操、ウォーキングが主な内容です。
概略は、次の通りです。
1・筋力増強訓練
①脚上げ体操(両脚を上に上げる)
②横上げ体操(片脚を横に上げる)
③ボール体操(ボールを両脚で挟む)
2・ ストレッチ体操(膝の屈伸)
3・ウォーキング(1回 分以上1週間に2回以上の歩行訓練)
筋力増強訓練とストレッチ体操は、正しく行うために一度指導を受けましょう。
簡単にできる筋力増強訓練には大腿四頭筋の筋トレがあり、イスに座って膝の曲げ伸ばしをする運動。
ゆっくり片脚を上げて、太ももと同じ高さにし、そのままの姿勢で5つ数え、脚を戻し、反対の脚を同じように伸ばします。
運動時には太ももの前面の筋肉に意識を集中しましょう。
当院ではスタッフの指導の下、皆さんが励行されています。
膝痛解消に一度ご来院ください。
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第3回 膝痛(変形性膝関節症) 予防とリハビリテーション
今回は膝の痛み(変形性膝関節症)についてお話しします。
膝の痛みには、変形性膝関節症、慢性関節リウマチ、スポーツによるケガなど様々な原因があります。
外来では、正座やイスからの立ち上がり時や長時間歩行時に痛みを訴える中高年の患者さんを多く拝見しています。
レントゲン検査をしますと、関節変形を認め、その分類はともかく変形性膝関節症と診断されます。変形とは関節軟骨が加齢などによりすり減り、骨と骨とが直接あたるようになって炎症をおこし、やがて関節が変形してくる状況をいいます。
加齢と体重増加による過度の負担が原因といわれています。外来ではお薬などの対症療法のほかに、膝関節内へのヒアルロン酸注射(関節の動きを滑らかにする効果があります)。
そして、膝周辺の筋力増強のための運動指導などによる治療をしています。
膝の痛みで楽しく散歩ができない、旅行に行けないなどお困りの方はご来院ください。
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第2回 腰痛 予防とリハビリテーション
前回は腰痛一般についてお話ししましたが、腰痛しか診ないのですかという問い合わせがありました。
当院では腰痛だけではなく、整形外科一般の治療をしています。腰痛以外の痛みやケガでお困りの方もお気軽に受診下さい。
さて、今回は腰痛の予防とリハビリテーションについてお話しします。腰痛の患者さんには痛み止めなどの内服薬や湿布薬などの対症療法のほか、リハビリテーションによる治療を併用しています。
患者さんの日常生活での基本的動作能力の回復を図るため、腰痛体操などの運動を指導し、電気刺激(干渉波・SSPなど)や温熱療法(ホットパック・マイクロ波)などによって、痛みの原因となる筋肉の緊張を緩めたり、痛みを和らげる治療をしています。
腰痛体操は腰椎(腰の骨)に直接関わる筋肉を鍛える内容のプログラムを組み、体力に合わせて指導しています。
予防には、適正体重の維持(太らないこと)と、筋肉増強が一番大切です。 次回は膝の痛みと治療についてお話しする予定です。
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第1回 腰痛
今回は症状として多くみられる腰痛についてお話しします。
腰痛は、二本足歩行をする人間には避けられないものだと言われています。
その多くは不意の動作や過労などによって急にまたは緩徐におこり、腰椎部の老化変性による形態機能障害(ヘルニア・脊柱管狭窄等)に起因しています。
症状が長引く場合は不安・無力感・抑うつなどの心理的変化をともないます。
当院では、問診・所見確認の後、デジタル処理ができるレントゲン検査機器を用いて腰椎部の変化を詳細に説明し、患者さんの理解と治療に役立てています。
広い理学療法室を設け、リハビリ機器による治療ばかりでなく、ストレッチ・筋力増強訓練による腰椎予防を図っています。
腰痛でお悩みの方は遠慮なくご来院ください。
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